幸せになる努力を誰よりもしているのに不幸せになる人の悲しい特徴

そもそもあなたにとって幸せとは何ですか？

と聞かれると非常に深い話になり中々答えるのも難しい、という方も多いのではないでしょうか。

もちろん幸せの形は人それぞれであり、100人いれば100通り幸せの形があります。

自分にとっての幸せとは何かをしっかり認識している方は今とても幸せだと言い切れる人生を送っているのではないでしょうか。

ただ一方でSNSで毎日リア充な生活を投稿していて幸せそうなのに鬱病になってしまった人や、
好きな事だけして生きているから俺は！・・・みたいなカッコいい事言ってた人が実はメンタル病んでいたり、

というのもまた事実としてあるわけです。

実は幸せを追いかけすぎると燃え尽き症候群のような状態になり、むしろ不幸を加速する事がわかっています。

幸せという言葉にある落とし穴にご注意を。

不幸せになる危険な３つのパターン

１、凝り固まった幸福の定義に取りつかれるパターン

「好きな事だけしていきていく」「情熱のままに生きる人生を」「人生をクリエイティブに」のように一見良く聞くかっこいい言葉です。
インスタグラマーやユーチューバ―、プロゲーマーなど個が注目を集める時代でもあります。

しかしこれら言葉が

「好きな事だけで生きられてない俺はダサい」
「情熱のままに生きられてない俺はダメだ」
「クリエイティブな人生を送らなければ」

になると幸福の追求が義務になりどんどん苦しくなっていくわけです。
こうなってしまうと「好きな事だけしていく事」「情熱ある人生」というワードに大事な人生を支配されてしまうのです。

これらを他人にも強要してる人なんかはあきらかに支配されてるパターンですね。

２、追い求める幸せを他人と比較してしまうパターン

幸せを追い求める事自体は取りつかれるレベルでなければ問題ありません。
自分の現在地を受け入れ少しずつ少しずつ目標とする幸せに前進していく事は素敵な事だと思います。

ただし自分の幸せと他人を比較する事はメンタルを病む原因の１つになります。

SNSの観覧時間が長い人ほどメンタルを病みやすく不幸を加速する事がわかっています。
他人のSNSを見て、俺よりあいつの方が好きな事だけして生きれている、や、あいつの方が情熱的な人生を送っている、と画面越しに考えれば考えるほど自分を否定する事になり、うつ状態が加速していくのです。

ついついSNSを見てしまう、という方も多いと思いますが、見る時間を減らすだけでも幸福感を保つ事に繋がりますので見過ぎには要注意です。

３、ヒマな時間を悪と解釈するパターン

リア充や情熱的な人生を送る事が幸せだと思い込み、取りつかれている人は、暇を悪と解釈する傾向があるようです。
毎日誰かと飲み会やパーティーに参加している事が成功する為には必要、や、ヒマで1人で過ごしている時間はもったいない、などなど。手帳のスケジュールが埋まってないと不幸な人生を送ってる気になってしまってる残念なパターンです。

近年の研究では人間は退屈な時間がないと、内省する時間を得られない事がわかっており、逆に不幸になるそうです。

昔働いていた会社ではキープビジーという言葉があり常に忙しい事が正義だ！みたいな思想がありましたがこれもメンタル病む思想ですね。ブラック企業にありがちなやつですね。

人生を楽しむぞ！常にワクワクした人生を！とか常に言い続けたりするような事になると、常時ドーパミンが出続けて脳がショートしちゃうそうです。これも怖い。

やはり一定の休息とリラックスが必要なわけで、適度なヒマというのも意味がある事なのです。

幸せになりたい人が心がける事は

１、幸せという思い込みに支配されない
２、他人との比較は不幸しかない
３、ヒマな時間は積極的に作る

色んな情報が飛び交い目に入ってくる昨今でバイアスに飲み込まれないようにする事は難しいことです。

人生に悩んだり、思うような人生を送れていないなー、と考え込んだ時には、それ自体がバイアスで自分が作り出した「幸せとはこうあるべき」というものに飲み込まれてる可能性があります。

一歩引いて、鏡の中の自分と向き合うように、自分と会話をする時間を作ってみる事も良いきっかけになるかもしれません。