鏡を1日何度も見てしまう人は要注意。不安な感情は避けたり消そうとすればするほど増幅する

不安を感じるのは誰にでもある事です。

そもそも不安って良くないものなのでしょうか？
それとも良いものなのでしょうか？

皆さんにとって不安とはどちらの意味で捉えていますか？

日本人の98％は生まれつき不安を感じやすい

ある調査で、日本人はS型と呼ばれる遺伝子を持っている人が98％なのだそうです。
S型遺伝子、というのは不安になった時にそれを打ち消すホルモンであるセロトニンの量が増えずらい遺伝子の型だそうで、結果として不安な感情になりやすい遺伝子と言えるわけです。

98％ということは遺伝子の傾向で見ると日本人はほぼ全員不安になりやすいってことなんですね。
ちなみにアメリカ人はS型遺伝子を持つ人が68％だそうです。

不安な感情は活かせる

不安は良くない、と考えている人ほど、不安な感情が更に深くなっていくという事がわかっています。

つまり、
・不安になりたくない
・不安はできる限り避けよう
・不安な感情は無理やり押さえつけよう

こういう考え方だと、負のループに入るということになります。
これは様々な研究から科学的にもわかっている事です。

例えばスペインの大学での623人を対象にした実験では、

不安は良くないものだ、と考えている人よりも
不安は役にたつものだ、と考えている人の方が

仕事の成果が高かった、という事がわかりました。

つまり、
・不安は活用できるものだ
・不安はエネルギーに変えられる
・不安は役に立つものだ

と考えていた人達は不安な感情をモチベーションに変換し活用できている事がわかっているのです。

不安な感情は必要なもの

不安=ダメなもの

ではなく、

不安=必要なもの

と考える事が重要です。

不安の代表的なメリットとして科学的に証明されているものが以下の３つです。

１、決断の能力を高める

不安の感情の影響で必要な情報収集ができるようになります。
結果として楽観的な人よりも良い決断をできる事がわかっています。

２、本番に強くなる

不安の感情の影響で事前準備をしっかりするようになります。
本番前に練習を繰り返し行う事も不安な感情が力になっているのです。

３、知性が高い証明

不安と知性は深く関係をしています。
知性が高い人は未来の事を考える能力が発達していると言われています。
当然悪い未来のイメージも思い描く事ができる為、不安と知性はきってもきれない関係なのです。

不安と興奮は同じ

実は身体に起こる変化としては不安も興奮も同じだという事がわかっています。

１、心拍数の増加
２、ストレスホルモンの増加

この2つが不安と興奮の時に起こる身体の変化です。

不安か興奮かを分けるのは脳がどちらを選択するか、だけなのだそうです。
つまり、

・不安を感じている
・興奮している

どちらも身体に起こっている現象は変わりがなく、脳の解釈次第ということなんです。

不安に押し潰されそうな時は、不安も興奮も身体の反応は同じことだ、と事実に意識を向けるだけでも変化を感じる事ができると思いますのでお試しあれ。

鏡を1日何度も見てしまう人は要注意。不安な感情は避けたり消そうとすればするほど増幅する：まとめ

不安は役に立つ力だ、という考えをもとう。
不安がもたらすメリットがある事を理解しよう。
不安と興奮を感じた時の身体の反応は同じだという事をしろう。

不安は個性であり、その力を最大限活かせるようにしようー！